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八坂物語 20・祇園店にて

祇園店に到着したが・・・綾は店の正面入り口しか知らなかったので
表で少し待っていた。

するとそこへ・・・・30代後半位だろうか・・・
店の従業員と思しき男性が通りかかり、綾に声をかけた。


「藤川さん?」

「はい」綾はその男性に見覚えは無かったが、返事をした。

                        ☆


「ここの店長の山口です。すみませんね・・・人が足りなくて」

綾は案内された場所でエプロンを身につけた。



「八つ橋はこちらの社員が扱います。
お土産はそちらの店と同じように売ってもらったらいいですよ。

レジも同じレジだから・・・使いやすいでしょう」

「はい」




ちゃんと出来るか内心心配だったが、これなら何とか出来そうだと思った。



                         
普段と同じかそれよりももう少し多い位の客の数だった。

綾は一生懸命働いた。



「藤川さん、休憩とって」

「はい、ありがとうございます」

15分休憩時間をもらえることになった。


祇園店は見た目は細長く狭そうに見えたが、中は意外と広かった。
二階の事務所は、綾がいつもいる店と違い
観葉植物の大きな鉢があったり、
黒の皮のソファーが置いてあったりして
オシャレだった。

綾は一人でペットボトルのお茶を飲んでいた。




そこへ山口店長がやって来た。



「藤川さん、疲れてない?大丈夫?」


「はい・・・大丈夫です」



店長は背後からゆっくりと綾の方に近づいて来た。


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