せっかくここまで書いたのだから、もう少しだけ書きましょう。お抹茶はまろやかな口当たりで、美味しかった。私は先日の台風のことを聞いてみた。
「そちらは大丈夫でしたか?」すると、友禅屋さんからは
「はい・・・こっちは大丈夫でしたよ。でも家族は風の音で眠れなかったと言ってましたが・・・。私が{爆睡=ばくすい}していたんでしょうね・・・」思わず、その爆睡という言葉にかなり笑ってしまった。爆睡ですか・・・って。
「この通り、面白いでしょ?」みたいな感じの言葉が返って来ました。はい・・・確かに。なんかニコって笑わはると、すごくお茶目なんですよね。朗らかで優しくて、家族をすごく大切に思っていらっしゃるのもわかるし、お話も楽しかったです。「・・・でも、3月の友禅の体験の折には、私語は極力慎んでいたとおしゃっていたし、実際すごく真面目で職人気質の面も垣間見させていただきました・・・」まあ、こんな感じのことをちょこっと言いました。
うーーん、この時かなぁ・・・友禅屋さんが
「自分に正直に生きたい」とおしゃったのは。これは以前、ブログにも書かれていたような気がするのですが・・・・。
自分に正直に生きるというのは、簡単なようでちょっと難しく・・・そして自分の心に嘘をつかない・・・という意味ではすごく大切な事だと思うんですよ。だから、この言葉にはいつも共感します。私自身そうしたい!自分もいつもそうありたいと思っていますが、なかなか・・・・。流される事もあるんだなあ。
そして、お茶を頂き終わって、席を立ち・・・お着物の前で写真を撮らせて頂けることになったんですね。まあ、それで写真を撮らせて頂いて、今度はその着物の説明をして下さったんです。(ご本人から直接、お話を聞けるなんて、そんなっ、いいんですか?)
☆ ☆ ☆
しかし、お忙しいはずなのに私のために時間を使って頂いて大丈夫なのだろうかという気持ちもあり・・・・しばらくして、お知り合いらしい女性の方が、友禅屋さんにお声をかけられた時に私は失礼する事にしました。私はちょっと離れたところにいて・・・それから
「ありがとうございました。失礼します」と小さい声で言いました。お邪魔になってはいけませんからね。
友禅屋さんは「もういいのですか?」とおっしゃいました。
もういいもなにも、こんなに贅沢で素敵な時間を過ごさせて頂いたのだから、本当にもう十分です。お知り合いの方とゆっくりお話なさってください・・・ありがとうございました。心の中で思いつつ、頭を下げて失礼しました。
それから、私は会場の出口にアンケート用紙があるのを見つけて、今日の彩芸展についてのアンケートに記入しようとした時です。
あまり気にしてなかったのですが、アンケートの側に3、4人男性の方がおられたのです。
「アンケート用紙、頂いてもいいですか?」私が聞くと、そのおじさま方は
「どうぞ、どうぞ・・・1枚と言わず、2枚でも3枚でも書いてちょうだい」そう言ったのです。えっ?マジ?心の中でそう思ったけど、1枚をもらって、椅子に座ったのでした。
書き始めてから、その人たち、しゃべる、しゃべる・・・アンケートの1番の問いが印象に残った着物を3つ書くというものだったんだけど、「僕の番号書いてね!」と笑顔。すると、隣のおじさまを差して、この人の番号も書いてあげてとか言うんです(笑)番号はほとんど覚えてなかったので、私はもう一度見てきますと言って席を立ち、おじさま方の着物を見てみました。ああ、桜の模様って、これのことだなあ・・・・。じゃあ、カモメは??
(えっ?これ?またまたすごく個性的な模様だけど・・・・。)
「見てきました」私がまた席に着くと、おじさま方は
「あんまり良くなかったでしょ?」とか言うんですよ。もう・・・・。それで、まあもういいやと思って、おじさま方が言う、番号をそのまま書いたんです。そしたら「言われるままに書いたらあかんやん」やって・・・。
「いいんです(別に)」→笑顔で。
まあ、私も私ですけど・・・だって、すっごいしゃべくりなんだもん。圧倒されます。でも、「今日は一人?」と聞かれて、「子どもは家に置いてきた」と答えると、「今度は子どもさんも連れて来てあげて。小さい頃から、美しいものを見ておくのはいい事だよ・・・」とか、まあ納得できる事も言って下さっていたんで・・・。その他、なんか裏話みたいな事まで・・・。別に知らなくていいことまで教えて頂いて、可笑しかったです。
今度は29日から物産展みたいなお祭りみたいなのあるから、子どもさん連れてきてね・・・とかおしゃって。
ああ、しまった・・・・友禅屋さんのお着物の番号を書きそびれてしまったと思って、私がその番号を書くとそれを見ていたおじさまは
「ああ、あの・・・あそこの着物ね」みたいにかるーーーいノリでおしゃって。で、まあアンケート出して、椅子から立ち上がり、失礼してきました。
☆
そして、会場の横手にあるトイレに入ろうと、なんかウロウロして、ふっと見ると、受付の所に友禅屋さんが立っておられたのです。
うわーーー、また変な動作してたのに・・・・目が合ってしまった。頭を下げてトイレへ。恥ずかしい、恥ずかしすぎる。
出てくると、まだ受け付けにおられたので・・・少し離れたところ(トイレの出入り口付近)からまた頭を下げて、この日はお別れとなりました。
なんだか恥ずかしくて、その横の階段をダダダダーーーーっと駆け上がり、地上へ出ました。
ああ、すごく充実した時間でした。楽しかった♪すごく楽しい時間でした♪でも、最後までなんかかっこ悪かったなあ。
また3月に友禅の体験に行けたらいいなあ・・・・。
友禅屋さま、ありがとうございました。
そして、ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございました。
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