カテゴリー「祖父恋(そふこい)」の記事

高校2年生のあんずと飼い犬ポチが死んだはずのおじいちゃんに会いに行く旅。時空を超えたファンタジーです

ありがとうございました!

 いやあ、長かったですが「祖父恋」ここまで読んで頂きまして、真にありがとうございました。私もこの作品は何やらすっごく愛着が湧いてきて・・・初めに自分が描いていた結末は大幅に変更して、私にはこれ以上は無理だというハッピーエンドになりました。

ほんとはね、まあ正直に話しますが・・・ポチはおじいちゃんを助ける代わりに、死んじゃうっていう事になってたんです。まあ、元の世界に帰るんですけど。

今回の話にはもう以前に言ったかもしれませんが「野望」がありまして、一人でもいいからこの話を読んでくれた誰かを泣かせたかったんです。だからポチがおじいちゃんを助けるシーンに重点を置いていたんですね。安易やわあ。ほんま。

でも何故泣かせたかったか。

何故でしょうか?自分が泣き虫だから・・・。いえいえ。

自分が小説を読んで泣いちゃうから?いえいえ。

なんでだろう。上手くは言えないけど、ただパソコンの前で誰かを泣かせてみたかった。まあ、私の幼稚な発想ですな。欲望とも言う?

話は変わりますよ。

でも、実はこの話書いてる途中・・・夏休み中ですがある事件が起きたのです。そう、具体的にいつとは書きませんが、ある日、私の友人でブログで小説を書いていることを知ってる通称「ブログの神様☆」と話していた時のこと。

あんずが京介くんの家から去るシーン・・・「さらっと流しすぎ」ってアドバイスを。「ここはすごく大切なシーンだから、もったいない」って言ってくれたんです。た、確かに。書くのが大変だったので流した。ばれてるし。

しかも、その「ブログの神様☆」は私に言いました。「ハッピーエンドにして」→若干のニュアンスの違いはご容赦願います。

それで、ブログ村に一旦更新したのを急遽、削除して・・・・新たに考え直すことに。しかーーし、元々あんまり深く考えずに、最終的にはポチをおじいちゃんの身代わりとして助けさせ、あんずは元の世界に戻り・・・京介くんは血のつながらないおじいちゃんとして、元の世界で仲の良い孫と祖父として暮らすという結末を考えていた私は慌てたわけです。この話をハッピーエンドにする事が出来るのだろうかと。

・・・・・そこで、里帰りに突入。讃岐うどんを食べに香川に行き・・・小説中断。

その後も色々考えるけど、私の頭では何も浮かんでこない。

来ない。来ない。

しかし「ブログの神様☆」はそんな私を優しく見守ってくれました。時には「私があんなこと言ったから美月さん、書けないんじゃないか・・」と心配までして。

違います。違いますよ。書けなかったは自分のせいですよ。

お蔭様で私自身、すっごくいい時間を頂いたんですね。作品を安易な結末から、更に深く考えて、ハッピーエンドにする方向を考える時間を。実は私もある時からわかっていたんです。なんで、あんずはこんなに京介くんのこと好きなのに諦めなきゃいけないの?って。おじいちゃんだから?でも血はつながってないって元からの設定だし。それに、ポチが何故、ご主人様である京介くんとあんずを会わせたのかっていう理由もわかりにくかったんですよね。

だ・か・ら・・・・時間はかかってしまいましたが、これで本当によかった。自分でも納得のいく終わり方ができましたもん。自分がこのブログを始めてから、あんなに空白の日々を過ごしたのは初めてでしたが、本当にいい経験をさせて頂きました。

いつも温かく、そして何も言わずに見守ってくださったみなさんには心より感謝しています。そして、友人である「ブログの神様☆」きっと本人も自分のこと?ってわかってると思うけど、本当に感謝してるからね。

みんなほんと、ありがとう!!!

次回作、早くから言って、いつも失敗するパターンの私ですけど・・・今ちょっと迷ってて・・・私が高校時代からずっと書き溜めて、長年放置してあった本家「月の雫」を書き足しながらアップしようかと考えたり、全く別の話を書こうかと考えたりしています。

でも、今週の土曜日の運動会が終わらなければ・・・・なので、もう少しお待ちくださいね。今最高に肩の荷物が重い!!

ではでは!!またすぐにお会いしましょう~っ♪   美月

相変わらず、読み返しても支離滅裂な文章だなあ。ここは笑って、許して!

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もうひとつの祖父恋 11・最終回 虹の彼方

 (んんん・・・消毒液の匂いがする・・・・。しかも誰かに見られているような) 

目を開けるとここは真っ白い天井の・・・病室のベッドの上だった。ママが私の顔を覗き込んでいたのだった。バチッと視線がぶつかった。

「あんず・・・あんず・・・・よかった」ママは目にいっぱい涙を溜めてうるうるした目で私に抱きついてきた。

「ママ・・・く、苦しいよ」

「ごめん、ごめん」

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もうひとつの祖父恋 10・会いたかった

 私は深い沼の底に沈んでいくように・・・どこかへゆっくりと、落ちていくのがわかった。でもそれは全然怖くなくて、どこか懐かしい感じがして、そして何よりも暖かい場所だった。

辺りは深い緑色をしていて、海藻のようなものがゆらゆら、ゆらゆらと揺れていた。

そして、目の前には・・・・なんと京介くんとポチがいた。

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もうひとつの祖父恋 9・川のほとりで

 ポチは何かすごく急いでいるみたいだった。もう一度バスに乗って次に気がついた時には2009年の6月に戻っていた。

私とポチはおじいちゃんの家からそう遠くない川のほとりにいた。その川の反対側に二人の小さい子どもを連れた母親がいるのが見えた。

川は前日の雨で増水していた・・・・・・なにか嫌な予感がした。

「あの、親子連れ・・・・!?」

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もうひとつの祖父恋 8・使命

「あんず様、ご主人様は幸せだったに違いありません。あの方の人生はいつも光に満ち溢れて・・・温かく、優しく・・・それはあなたが一番よく知っているはずですよね」本当はポチの言う通りだった。だからこそ、私はおじいちゃんを・・・京介くんをこんなにも好きでいられたのだった。

「ポチ、私達の旅に終わりが近づいている事はわかってる。・・・・わかってるんだけど、聞きたいことがあったの。話してくれるかなあ?なんで、そこまで京介くんのこと思ってるの?」

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もうひとつの祖父恋 7・いろんな愛のかたち

「では、あんず様・・・時空を超えて帰りますよ。ただその前にもう一箇所寄り道します。あなたに見て欲しいのです」

「京介くんと多喜子さん?」

「そうです」

「本当はあんまり二人が一緒のところは見たくなかった。でも、ポチがそう言うならきっと何かあるのかなと思う。こうなったらもうどこでも一緒に行くよ」

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もうひとつの祖父恋 6・あなたを連れてきた理由

 今回はポチが語ります。 

 「あんず様、あなたをこの時代、昭和35年に連れてきたのには、私なりの理由があります。それをあなたにお話しておかねばなりません。しかし、私があなたにお話する事は、いずれあなたの記憶からは全て消えてしまいますが・・・・それでも聞いてもらえますか?」

こうして私は話始めました。

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もうひとつの祖父恋 5・バス停までの道

「夏の終わりってちょっと寂しいよな。」黒い自転車を押しながら京介くんが言う。

「そうだね・・・寂しいよね」

「あんず、昨日の夜、お祭りで言ったこと・・・本当だからな」

「うんわかってる」

「どこにいても頑張れよ。また必ず会えるって信じてるから」

「う、うん・・・」なんだか泣きそうになるよ。

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もうひとつの祖父恋 4・写真は無理ですってば

 私は白いピカピカ光るカバンを持つと、部屋を出た。そして、玄関で靴を履き外に出た。みんなが玄関の外に出てきた。

「あっ!」京介くんのお父さんの手には昨日の夜京介くんが手にしていた、カメラがしっかりと首から下げられているのが目に入った。京介くんのお父さんは心なしか、誇らしげな表情をしていたように見えた。もしかして、写真を撮る気満々!?

(うわっ、どうしよう・・・。なんて言えばいいんだろうな。)

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もうひとつの祖父恋 3・出発前

 私も家の中に戻った。そして鶴代さんにポチが眠そうだったので、朝の散歩はやめた旨を伝えて、朝食の準備を手伝った。

「ああ、あんずちゃん、離れに行っておばあちゃんを呼んで来てくれる?」

「はい」私は廊下を歩いて、離れに行くとおばあちゃんを呼んだ。

「おばあちゃん、朝ご飯の用意が出来ましたよ」

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