月の雫 第2章 13・文化祭にて
「木村君、大丈夫?」
突然飛び出してきた制服の女の子は心配そうに俺の顔を覗き込んでいる。でも、俺は今白雪姫が毒りんごをかじって、倒れる場面やってるんだよぉ・・。その女の子はまだ俺の顔を心配そうに見ていた。
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美月10代の頃からの作文。まだ未完成の作品です。
「木村君、大丈夫?」
突然飛び出してきた制服の女の子は心配そうに俺の顔を覗き込んでいる。でも、俺は今白雪姫が毒りんごをかじって、倒れる場面やってるんだよぉ・・。その女の子はまだ俺の顔を心配そうに見ていた。
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「そろそろ、グランド行きましょう~」みんなでグランドに向かい、自分たちの出番を待つ。グランドに面した一号館(校舎)の裏で待機していた。すると後ろからまた聞きなれた声がした。
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あかねさんとラーメンを食べに行ってから・・・瞬く間に日は過ぎて。
文化祭当日になった。この日だけは朝から一日お祭り騒ぎで勉強もなし。
シノンと俺は朝からメイク担当の女子に囲まれて、理科室の椅子に座っていた。ここが仮装行列の控え室になっていた。そして・・・この時には既に衣装のドレスを着ていたんだ。
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「薫くん、じゃあラーメン食べ行こっ・・・いい?」
あかねさんは無邪気に笑う。俺の腕にギュッと腕を組んで、笑いながら引っ張っていく。こんなことされたら・・・・俺、ドキドキしてしまうよ・・・・。
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京阪電車に乗って、四条に向かった。平日の夕方は仕事帰りの人で反対方向の電車の方が混んでいた。俺はドアの近くに立って、本を読んでいた。
あ・・・そう言えば、さっきコトがおばさんのチョコケーキがあるって言ってたっけ。あそこのおばさんのチョコケーキは絶品だ。俺は子どもの頃からコトの家の人には、家族同然にすっげー可愛がってもらった。俺・・・子どもの頃、泣き虫だったからなあ。
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文化祭の準備と練習は毎日続いていた。でも、俺は裕三叔父さんにバイトのことで呼ばれていたので、この日の放課後は女子の監督に一応断わりを言って、帰ろうとしていた。
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毎日文化祭の練習は続いた。放課後の教室はけっこう活気に満ちていた。
「ちょっと、木村くんーーーっ」窓の外から聞きなれた声がした。アイツ・・・俺のことをからかいに来たに違いない。
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シノンが泊まりに来た後・・・その後はまた普通の学校生活に戻った。特に何も変わった事も無く、シノンもいつも通りの様子だった。 11月の始めにうちの学校では文化祭が開かれる。でも1年生は合唱、2年生は仮装行列、3年生は演劇ということに決まっていた。これはかなり前からそうなっているらしかった。
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俺が風呂から上がると、部屋にはオレンジ色のランプだけが小さく灯っていた。俺はシノンを起こさないようにそっとランプを消して、ベッドの端にもぐりこんだ。
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俺の部屋・・・・月の明かりだけが俺たちを照らしている。ベランダからは時折、少し涼しい秋の風が吹いてくる。
「あのね・・・子どもの頃のことを思い出したんだ」シノンは言った。
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