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<title>小説「月の雫」</title>
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<description>妄想の世界で自由に泳ぐ・・・私は人魚？

美月の裏のブログへようこそ
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<title>祖父恋　１４・「京介のバカッ」</title>
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<description>　私は家に戻った。下の和室で鶴代さんと話していたら、しばらくして京介くんも家に戻...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　私は家に戻った。下の和室で鶴代さんと話していたら、しばらくして京介くんも家に戻ってきた。今日は随分早いんだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あら、京介、おかえりぃ」鶴代さんが言った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;京介くんは「ただいま」とだけ言って２階に上がってしまった。私の方は全く見ていない。何か怒っているみたいだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今日学校で京介くんが話し掛けてくれたのに。私ったら、逃げちゃって。京介くんもきっと気を悪くしたかなあ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;でも今日は多喜子さんと並木くんに元気をもらったので、今なら少し素直になって話せそうな気がした。そう、今なら・・・。善は急げっ～思い立ったが吉日だ～！&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私は急いで２階に上がり、京介くんの部屋の前に立って、障子の外から声をかけた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「京介くん・・・・」すると、すぐに声がした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「今、着替え中。ちょっと待って」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「うん・・・・」私は２階の窓から外を眺めた。すっかり夏の空・・・隣の神社の蝉の声が聞こえる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;少しだけ廊下で待っていたら、着替えを済ませた京介くんが出てきた。私の方をまっすぐに見ている・・その視線を感じてちょっと気持ちがひるみそうになった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あ・・・あのぅ・・・・」私が下を向いていると、京介くんがポンポンと頭を叩いた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なあ、隣の神社行こっか・・・ポチの散歩ついでに」そう言って、笑った。爽やかな笑顔がきらきら眩しく見えた。そうなんだ・・・そうなんだ・・・・この笑顔。私が大好きな笑顔なんだ。笑うと、ぱっと花が咲いたようになる・・・この笑顔・・・・記憶の中で、今のおじいちゃんの笑顔と重なる。そう・・・・おじいちゃんの笑顔はずっと変わらなかったんだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「おいっ、・・何ぼーーっとしてるんだ・・・さあ、行くぞっ」京介くんは笑いながら、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「用意、ドン」と言うと、先に階段を駆け下りて言った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私もそれについて行った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;神社の夕方はちょっとだけ寂しい感じがする。歩いていると、家々で蚊取り線香を焚いている香りが漂ってくる。ポチは一人でウロウロとその辺を歩き回っている。時々、電柱におしっこをしながら・・・。やっぱ、その辺は犬なんだ・・・ちょっとおかしかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;京介くんと私は並んで、神社にある御影石の長椅子に腰を下ろした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なあ、あんず・・・まだこないだの水着のこと、怒ってる？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ううん・・・」私は首を横に振った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「じゃあ、なんか俺お前に嫌な事・・・・してる？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ううん・・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「さっき、並木と一緒に歩いてたけど・・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「見てたの？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ああ・・・」京介くんはちょっと、遠い空の方を見ていた。夏の空は白い雲の線がはっきりしていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私だって、言えるものなら言いたいよ。私、あなたの孫なんです。でも・・・どうしようもなく、あなたに惹かれるんです。それってやっぱりいけないこと？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それに・・・・もうすぐ、お別れ・・・・。私は自分の世界に帰らなきゃいけないの。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あんず、並木のこと好きなのか？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「はっ？」ビックリした。突然、何を聞くの？でも京介くんは真面目な顔で聞いていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「・・・・・・話せよ。ちゃんと・・・並木に想い伝えろよ・・・な・・・・」京介くんはくるっと背中を向けて歩き出した。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;違うよーーーーっ。違うよーーーっ。なんで？なんでそうなるの？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;押し寄せてくるような私の悲しみには気付くことなく、京介くんがポチを連れて、歩いて行った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「バカっ。バカバカバカーーーーーーッ。京介の大バカーーーーーっ」私は叫んだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;京介くんが、立ち止まった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>祖父恋(そふこい）</dc:subject>

<dc:creator>美月</dc:creator>
<dc:date>2009-07-13T11:04:41+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-91bb.html">
<title>祖父恋　１３・元気もらった</title>
<link>http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-91bb.html</link>
<description>　海水浴までとうとう１週間を切ってしまった。でも私はポチの「夏休みが終わる前に現...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　海水浴までとうとう１週間を切ってしまった。でも私はポチの「夏休みが終わる前に現代に帰りましょう」という言葉に戸惑って・・・・そして落ち込んだ。なんで・・・？そう、自分でもなんでだろうって思う。でも、正直もう少しだけこのままここにいさせてって、思う。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;みんなで海水浴に行く話が決まってから、京介くんや並木くんの昔を知ってる人・・・大宅先輩はすごく嬉しそうで・・・そして、輝いて見えた。それは部活でお茶を立てているときにもよくわかった。先輩の横顔は恋をしている人の横顔だった。恋をしている人の横顔ってどんな顔・・・・それは、瞳が大きく潤んでいて、睫毛もちょっと濡れたような感じ。唇もなんにもつけなくても（当時はリップクリームとかグロスはまだ一般的ではなかったから）ぷるぷるした感じ。頬はばら色に染まっている・・・・そんな感じ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それに比べて自分はどうだ。心がざわついていた。京介くんの顔を見るとなんか辛いので、家でも食事の時以外はあまり会わないようにしていた。って言うか私が逃げていたと思う。幸い陸上部は朝の練習があったので、京介くんは７時過ぎには家を出ていた。だから学校で会うのは授業の時だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;自分でもこんなのは嫌だ。嫌だけど・・・どうしようもない。そんなことを思いながら、とぼとぼと理科室に向かって廊下を歩いていたら、前方に大宅先輩の姿が見えた。大宅先輩が京介くんに何やら話しかけていた。京介くんも頭をちょっと下げて、会釈をしてちょっぴり嬉しそうに先輩と話している。なんか見たくなかったなあ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「京介君、じゃあ、また・・・。あっ、あんずちゃん！」この間から急にあんずちゃんと呼ばれるようになった。二人の横をさりげなく通り過ぎようとしたら大宅先輩に見つかってしまった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「こ、こんにちは。先輩」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あのね、京介君とね、来週の海水浴の件で話てたのよ。バスの時刻とか・・電車の時刻とか・・ね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうですか。ありがとうございます・・・・私あんまりわかんなくて、すみません」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あんずちゃんが謝らなくてもいいのよ。私、あんずちゃんのおかげでちょっと勇気が出てね。京介君とまた話せるようになったんだあ」先輩はすっごく嬉しそうに頬を染めながら話してくれた。・・・・・私は余計に落ち込んだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「よかったですね、先輩」私は無理に笑顔を作って挨拶すると、理科室に急いだ。そのやり取りをちょっと離れたところで見ていた人がいた。並木くんだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「おい、あんこっ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;学校で京介くんが話し掛けて来たけど、私はトイレに行くからと・・・また逃げてしまった。そしてまたそのことを後悔した。はあーーー。ため息が出た。こんなことしてたらダメだよね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「どうしたの？なんか元気ないでしょ？」トイレで手を洗っていると、島田多喜子さんに話し掛けられた。相変わらず美少女だった。でもその言葉にちょっと驚いた。私のこと、見てくれてるんだ？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そんなことないよ。ちょっと・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ちょっと、なに？」この人、ストレート。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なんでもないよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そう？まあそれならいいけど。来週でしょ？海水浴。楽しみにしてるからね。私、転校して来て、こっちの海って初めてなんだあ」へえ・・・そうなんだ。楽しそうに話す多喜子さんに私はちょっぴり元気をもらった。ついでに聞いてみたくなった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あの、島田さん・・・泳ぐの好き？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なんで？泳ぐのは大好きよ。ふふふ・・・実はねえ、私かっぱみたいに泳げるのよ。その辺の男子には負けないんだから」多喜子さんは笑った。ふええーーーそうなんだ。この祖母にして、この孫あり？多喜子さん（未来の私の祖母。多分）もやっぱり泳ぐのが好きだったんだね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ねえねえ、じゃあさ・・・水泳の話しようよ」多喜子さんが笑いながら、私の手を引っ張って、トイレから出た。さっきまで、激しく落ち込んでいたけど・・・だいぶ元気が出てきた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;放課後になった。恐らく部活に向かう京介くんを遠目に見ながら、私は家に帰ろうとしていた。坂道を少し下りたところで、声をかけられた。・・・・並木くんだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「時田さん、もう帰るの？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「うん、何か私に御用でしょうか？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ははは。じゃあ、外走りながらちょっと話そうか」並木くんはランニングの途中らしかった。いいのだろうか？いや、彼がそう言うのだからきっといいのだろうけど。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「最近、元気？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なんで？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「だって・・・・いつもの明るさが。なんか面白い雰囲気が出てないぞ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ええ？そうですか？私ってそんなに変でしょうか？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「変とは言ってないけど」並木くんはちょっと笑った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「宮田のとこはどう？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「どうって？どういう意味？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いや・・・。俺さ、あいつとはほんと付き合い長いから。なんか最近あいつも様子が変だし。家の中でなんかあったかなと思ってね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうだったんだ。でも別に何も無いと思う」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そっか・・・ああ、そう言えばさあポチは元気？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「え？ポチを知ってるの？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「もちろん！ポチは俺たちが小学生の時、道端でうずくまってたのを見つけてね。まだ生まれてそんなに経ってなかったと思うけど・・・・それで、宮田が自分が飼う・・・って。家の人を説得したんだ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「へえ、そうだったの」なんかおじいちゃんらしいな。きっと放って置けなかったんだろうなあ。不思議と心が温かくなるような気がした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「並木くん・・・・ありがとう。貴重な話」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そう？でも、時田さん・・・・笑ったほうがいいよ。じゃあね。俺、ランニングの途中だから」並木くんにも元気をもらった。今日はいろんな人に元気をもらう日だな。並木くんと二人でこんなに話したのは初めてだった。でもなんかすごーく安心感のある人だなあと思った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;作者より；真夜中にバババ-と書いて、アップしたのでちょこっと加筆修正しました。あんずちゃんの悩みがほんの少しでも、みなさんに伝わると嬉しいのですけど・・・。そう、今回は事件は起こらず、ちょっと緩やかに・・・・ＤＶＤで言えば早送りされてしまうような場面でしたね。まあ、そんなんもありか・・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>祖父恋(そふこい）</dc:subject>

<dc:creator>美月</dc:creator>
<dc:date>2009-07-12T02:12:45+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-6c2e.html">
<title>祖父恋　１２・ポチの重大発言</title>
<link>http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-6c2e.html</link>
<description>　やっと梅雨が明け、夏休みはもう目前だった。高校は休み前で短縮授業になっていた。...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　やっと梅雨が明け、夏休みはもう目前だった。高校は休み前で短縮授業になっていた。京介じいは陸上の練習に熱心だった。でもこの暑さでは練習もきついだろうな・・・・。並木くんもまた黙々と練習していた。ああ、並木くんかあ・・・こんなに暑くても髪の毛でいつも顔半分は隠れていた。？？？なんでかなあ・・・・。今度機会があったら本人に聞いてみようかな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;みんなで海に行くのは１週間先だった・・・・そんなある日。私が学校から家に戻ると、庭に真美子ちゃんがいた。一人で庭の木を眺めていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ただいまあ・・・真美子ちゃん・・・何見てるの？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あんずちゃん・・・おかえりなさい」やはりいつも通り笑わないけど・・・。でも最近は少しずつ一緒に話す量が増えていた。鶴代さん（曾おばあちゃん）にもそれから京介くんのお父さん（曾おじいさん）にも言われた。「最近真美子が少しずつ変わってきた」と。そうなんだろうか？いつか真美子ちゃんが笑ってくれる日が来たりするのだろうか・・・・。私は真美子ちゃんの笑う顔を想像してみた。きっとすごく可愛らしいと思う・・・でも、笑った顔を見たことがないので、想像するのは難しかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あっ」・・・ふと気がついた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;真美子ちゃんは京介くんの顔立ちに似ているから・・・・私はふと、京介くんが笑う顔を思い浮かべた・・・・。思い浮かべて後悔した。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;最近私はどうかしている。心ではわかっている、わかっているのに・・・・胸が苦しい。相手は自分のおじいちゃんなのだ。おじいちゃんなのに・・・・京介くんの顔をまともに見られない。こんなのいけないことってわかっているのに。　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;このことだけは誰にも言えない。気付かれてははいけない。並木くんを初めて見て感じた気持ちとは何かが違っていた。何がどう違うのか・・・それは自分でも説明できないんだけど。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あんずちゃん・・・・どうしたの？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「え？」見ると真美子ちゃんが私の手を引っ張っていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あ、ごめんね。私・・ちょっとぼーーっとしていたね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あんずちゃん・・・あのね、真美子ね、せみをみていたの」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「蝉を？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「うん。あそこにせみがいるでしょう？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ええ？どこどこ・・・・」真美子ちゃんの指差す先を見てもなかなかわからない。色々目を走らせてみてやっと見つかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あっ、いた。あぶら蝉だね」桜の木の上の方。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「真美子ね、お兄ちゃんに聞いたのよ。せみは長ーい間、土の中にいるんだって。でもせみになったら１週間しかお外で生きられないんだって・・・」真美子ちゃんは一生懸命説明してくれていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうだね、蝉は１週間だけお外で生きられるんだってね。真美子ちゃんは蝉が好きなの？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「うーーん」あれ、考え込んでしまった。余計な質問しちゃったかな。少しして、真美子ちゃんが口を開いた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あのね、蝉は悲しくないのかなあ？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「何が？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「すぐに死んでしまうでしょ・・・・」ああ、なんか哲学だなあ、この子って。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「お姉ちゃんはこう思うのよ。蝉はね、お外では１週間しか生きられないから一生懸命生きてるんだって・・・毎日毎日、鳴いてるでしょ？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「うん・・・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「きっと、一生懸命生きたから・・・悲しくないと思うよ」　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そっかぁ」真美子ちゃんはそう言うと、走って家の中へ消えて行った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ねえ、ポチ・・・・・」私はポチの小屋に行った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（あんず？どうかしましたか？）　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「真美子ちゃん・・・・なんかすごく奥が深いね。ちょっと考えさせられちゃった」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（そうでしたか・・・・・。ああそうだ。大事な話があります。写真のこと、言ってなかったですね）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「写真のこと？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（そうです。この時代ではカメラは高価なものだから、そんなに持っている人はいないでしょうけど・・・・注意してください。くれぐれも写真には写らないようにね）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「多分大丈夫。でもなんで？写真に写るとどうなるの？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（昔から写真は魂を吸い取られるって言うでしょ？あなたの場合はもし写ってしまうと・・・・もう現代に戻れなくなってしまいます）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「えーーーーーーっ？そんな大事な事、なんで今頃言うのよーーーっ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（ごめんなさい、夏休みだから気をつけて・・・・・・それと・・・・）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ああ、もう・・・まだ何かあるの？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（この夏休みが終わる前に、時空を超えて現代に帰りましょう・・・・・）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「えーーーーーーーーーーっ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;作者より；ポチ、セリフ長すぎ。それに大事な事さらっと言い過ぎやし。あんずちゃん、混乱するやん。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>祖父恋(そふこい）</dc:subject>

<dc:creator>美月</dc:creator>
<dc:date>2009-07-11T06:57:32+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-fb43.html">
<title>祖父恋　１１・水着姿</title>
<link>http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-fb43.html</link>
<description>　海水浴に行く日程が決まった。メンバーは・・・京介じい、並木くん、陸上部の先輩（...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　海水浴に行く日程が決まった。メンバーは・・・京介じい、並木くん、陸上部の先輩（男子二人）、女子は大宅先輩に先輩の友人と私、島田多喜子さんの合計８人になった。多喜子さんは私が無理矢理誘ったのだった。声をかけるまでは緊張したんだけど、案外すんなりオッケーしてくれた。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;学校から帰った午後私はポチに声をかけた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ポチ・・・ねえ・・・出てきてよ」ポチは眠そうにあくびをしながら出てきた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「今度、みんなで海に行く事になっちゃったんだ・・。でも水着、持ってないよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（はい？水着・・・水着・・・花江さん（京介じいの姉）に借りてください）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「魔法で出してよ。可愛いやつ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（それは無理です。そういう魔法は使えません）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「は？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（ではわたしはこれで・・・・・ワン）また普通の犬に戻った。ポチったら最近たるんでるわ。ああ、暑いの苦手なのかなあ。今度アイスでも食べさせてあげようかな。ポチがそう言うので水着は花江さんにお願いする事にした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;花江さんは今日は仕事が休みのようでちょうど１階の和室にいた。花江さんははさみで枝豆をチョキン、チョキンと茎から切り離す作業をしていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あのぅ・・・すみません。お願いがあるのですが」私は少し気が引けたけど、思い切って言ってみた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あら、あんずちゃん、どうしたの？そんなに改まって」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「今度、学校のみんなで海水浴に行く事になったんですけど。花江さんに水着お借りする事できますか？」私の話を聞いていた花江さんはニコニコして言った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あら、そんなこと？お安い御用よ。ちょっと待っててね」はさみを机の上にそっと置くと、急いで２階に上がって行った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;戻ってきた花江さんの手にはカラフルな水着が何枚か握られていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「さあ、あんずちゃん・・・どれでもどうぞ。好きなのを着て頂戴」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そんな私たちのやり取りを、ふすまの側に立っていた真美子ちゃんがじっと見つめていた。「あんずお姉ちゃん泳げるの？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「え？ま、まあね」私はニマッと笑った。実は・・・私は小さい頃からずっと水泳をしていた。肩幅が広いのも密かな悩みなんだけどねえ。河童みたいに泳げるのよ。その辺の男子には負けないぞ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あ・・・すみません。じゃあちょっと見せていただきますね」私は花江さんの水着を手にとって見せてもらった。うわあ・・・レトロ・・・。いや、可愛いんだけど・・・・うーーむ。ちょっとこの花柄はなあ、着られない。次は・・茶色の幾何学模様の水着だった。うん、これならまあまあ・・・。最後に見せてもらったのは、真っ白のワンピースタイプのものだった。当時の生地は今より分厚くて、これなら透ける心配も無さそうだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あのう・・・この白い水着をちょっと着てみてもいいですか？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「どうぞ、どうぞ。どれでも着てみてね～。ああ、その白いのはあんずちゃんにぴったりね。向こうの脱衣所で着てみたら？」花江さんはまた枝豆を切り離す作業に戻った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「はい・・・。ありがとうございます。そうさせて頂きます」私は、脱衣所に向かった。京介くんはまだ学校から帰っていないようだった。私は急いで、着替えた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私の方が少し背は高いみたいだけど、水着はなんとか大丈夫だった。私は鏡に写して、見てみた。ん、なかなか生地がしっかりしていて、硬い。そっか、昔はこういう生地だったのね。今は薄くて、軽いから。パワーネットとかも入ってるし。昔のは体型がそのまま出ちゃうのね。鏡の前であっち向いたり、こっち向いたり、しばらく見ていたら、突然脱衣所の扉が開いた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「きゃーーーーっ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「わっ」見ると、パンツ一丁の京介くんがお風呂に入るためにやって来たらしかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あんこ・・・なにやってんだ？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ちょ、ちょっと・・・・見ないでよ。水着の試し着してるのよっ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「見てないよっ。俺はちょっと水を浴びたくて・・・」でも京介くんは赤面していた。私の水着姿、見たわね。京介くんは慌てて、タオルをかけて、自分の部屋に帰って行ったようだった。ふうぅ・・・・びっくりした。着替えている途中じゃなくてよかった。でも、京介くんの裸はちょっぴり眩しかったなあ。あれ、私ったら何考えてんだか・・・。相手は自分のおじいちゃんなのよ。でも・・・・・眩しかった。しばらくは京介くんの引き締まった裸が目に焼き付いて・・・・離れなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;作者より一言；きっとみなさんのご想像どおり、「お約束」のシーンをご用意いたしました。いろんなパターンはありますが、お風呂場で偶然遭遇してしまうシーンはもはやお約束ですね？？やはり昔ということもあり、裸はまずかろうと。で、あんずちゃんの水着姿を見てしまう京介くんということにしました。えへへ。でも一緒に泳ぎに行くのだからというツッコミされそうですが、逃げろーーーーっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>祖父恋(そふこい）</dc:subject>

<dc:creator>美月</dc:creator>
<dc:date>2009-07-10T10:28:15+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-62ac.html">
<title>祖父恋　１０・モテるおじいちゃん</title>
<link>http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-62ac.html</link>
<description>　期末試験は無事に終わった。私の成績は人生で初めてというくらいよかった。だからち...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　期末試験は無事に終わった。私の成績は人生で初めてというくらいよかった。だからちょっと京介くん=おじいちゃんにも驚かれてしまった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;クラスの雰囲気にも徐々に慣れて来たし、学校生活は順調だった。多喜子さんと私はつかず離れずの関係でただのクラスメートという一定の距離を保っていた。ただ・・・・・私は多喜子さんとおじいちゃんはいつか「くっつく」のだろうかと期待をもって眺めているのだけど、全くそういう気配は感じられなかった。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;夏休み直前。宮田家の中は変わったことはなく、穏やかな日々だった。真美子ちゃんをいつか笑わせようと頑張ったりもしているのだけれど、彼女は相変わらずマイペースだった。京介くんは陸上部の練習に打ち込んでいたし、並木くんも・・・・。私は誰にも気付かれないように細心の注意を払って、遠くから陸上部の練習を眺めたりしていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「恋心」というものは今は持たないでおこうとちょっぴり頑張っていた。彼が芥川龍之介にそっくりな顔ということがわかり、もうそれだけで満足だった。上手く言えないけれど・・・。ただ、若き日のおじいちゃんと並木くん、この二人に会えているというだけで、十分幸せだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ある日の放課後のことだった。結局、茶道部に入った私は練習を終えて一人で家に帰ろうとしていた。すると・・・後ろから声をかけられた。それは同じ茶道部の先輩だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一つ上の先輩・・・・。大宅（おおや）さんと言ったかな。長い髪の毛を三つ編みにしている。とても優しくて上品な人。彼女はなぜかとてもはにかみながら話しかけてきた。もともと、ものすごーくおとなしい感じの人ではあったけど。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あ、あの時田さん・・・・・」　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「はい。あ、大宅先輩」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「よかったらそこまで一緒に帰らない？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「はい・・・・」私はちょっとびっくりした。なんか用事だろうか？すると先輩は話し始めた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あなたはこの間転校して来たのよね。今は宮田くんのところに一緒に住んでいるのよね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうです・・・・しばらくは居させてもらうことになってます」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そう・・・・。私ね宮田くんとは小学校が同じなんだ。小さい頃は一緒に遊んだりもしたんだけどね。さすがにもう高校生だから・・・・遊んだりはできなくて」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;先輩はちょっとそこで口をつぐんだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「先輩？」も、もしかして・・・・・この人・・・・・おじいちゃんのこと？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あのね・・・唐突にごめんね。私、宮田くんのこと、ずっと・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ずっと？」私はゴクンとつばを飲み込んだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ずっと・・・・・」ああ、じれったいな。言ってください。先輩は真っ赤になってしきりに照れている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「好きだった・・・・ですか？」私は小さい声で言った。だって、彼女は絶対に言いそうになかったから。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「どうしてわかるの？」そりゃあ、わかりますって。それしかないでしょ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「それでね・・・夏休みなんだけど・・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「はい」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「みんなで海に行かないかな？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「へ？みんなって・・・？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「大勢でってこと」先輩の言う大勢っていうのがどの程度の大勢かちょっと私にはわからなかったけど、でもまあ海なら行きたいな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いいですよ。じゃあ・・・おじ・・・じゃない、京介くんに言っておきますね。また学校で詳しい事は決めましょうか。先輩は泳ぐのはお好きなんですか？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「私？あんまり泳げないんだけどね。ありがとう、時田さん・・・」先輩はとても嬉しそうな顔をして曲がり角をうちとは反対に曲がって行った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;家に帰った私はポチの散歩に出た。真美子ちゃんを誘ってみたけど、またふられてしまった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ポチ～、元気だった？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（元気ですよ・・・あんずは？ああ、元気そうですね。それに楽しそうですね）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「おかげさまで。私結構環境に適応できるタイプなのかなあ・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（かなりそうみたいですね。悩みなんて無さそうだもの）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そんなことはないけど。まあ今のところは・・・・・。いやいやいや、悩みはあるのよ」でもポチは何も聞かなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あのさあ、ポチ・・・・前から気になってたんだけどね。島田多喜子さんて人いるでしょう・・・あの人、おばあちゃんかな？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（そうですよ。でも・・今はそれ以上は言えません・・・・ワン）あ、ポチが普通の犬になった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私もこれ以上は聞かなかった。その日の夜、京介くんに海の話をしてみた。２階の廊下で。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あのさあ、茶道部の大宅さんってわかる？2年生なんだけど」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ああ・・・わかるよ。大宅まりこさんだろ？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そう・・・・。京介くん、小さい頃遊んでたんでしょ？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ん、小学校の頃。遊んでた、遊んでた」京介くんは笑った。ええーけっこういい反応だ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「もしかして、大宅先輩のこと好きだったとか？」私は思い切って聞いてみた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「え？俺・・・？違う、違う・・・まりちゃんのこと好きだったのは並木だった」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ええーーー」そんなこと、さらっと言わないで欲しいなあ。ちょっぴりショック。並木くんはああいうおとなしい感じの人が好きなのか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「どうかした？でも本当にガキの時の話だから・・・・ああ、それで？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「えっ、ああ・・・それでね、みんなで海に行きませんかだって」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「まりちゃんが？ははは・・・・いいけど」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いいんだ」へえ、おじいちゃん女子と一緒に海とか行くんだ。なんかなあ。意味はないけど、ちょっとむかついた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「じゃあ、並木もメンバーだな。まあ、１０人までだなあ」ちょっと意外。京介じいちゃんは夏のイベントにはけっこう乗り気なんだ。へええ。にしても・・・・・並木くんも来るの・・・・。昔好きだった大宅先輩が一緒ってどうなんだろうなあ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;大宅先輩はおじいちゃんのこと好きみたいだけど、おじいちゃんはどうなんだろう。誰か好きな人いるのかなあ。私は自分でも何故だかわからないけど、京介くんに対して腹が立っていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;作者より；さあ、これから夏本番。お決まりの海に行きますよ～。あんずちゃんは一方的に京介じいちゃんにむかついてるみたいだけど・・・・どうしてかなあ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>祖父恋(そふこい）</dc:subject>

<dc:creator>美月</dc:creator>
<dc:date>2009-07-09T17:08:29+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-1f3a.html">
<title>祖父恋　９・顔</title>
<link>http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-1f3a.html</link>
<description>　きゃあーーっ。　こんな偶然嬉しいけど、今は並木くんの顔を見ると動揺するかもしれ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　きゃあーーっ。　こんな偶然嬉しいけど、今は並木くんの顔を見ると動揺するかもしれない。　そう、今の私には恋愛はご法度なのよ。そう・・・・そうなの。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;なんでまたこんなところへ並木くんが現れるのよ・・・・。そう、実はこのブラック・ジャックみたいな並木くんは京介くん=おじいちゃんの友達だったんだ。私の正面にわざわざ座ったというわけではなく、ただ単に京介くんの隣に座ったのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「おお、宮田。英語の山張るか？」並木くんの声はちょっと低めですごく綺麗な声だった。それにこんなに近くで彼を見るのは初めて。やっぱり顔が半分隠れているのは神秘的だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうだなあ・・・」京介くんは鉛筆をあごに当てながら、考えていた。私は英語はまあまあ得意だったので教科書を見ただけで、だいたいどういう問題が出るかは予想できた。ふふん・・・・心の中でちょっと得意げににやけていると、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「おい、あんこ・・・・お前はどう思う？」え？いきなり私に振ってくるのね、おじいちゃん！それにあんこって人前で・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あんこ？」並木くんがおかしそうに聞き返した。もしかして笑われてるじゃないよ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「君・・・この間転校して来た時田さんだよね。そっか宮田の家にいるんだよね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「は、はいっ」思わず声が裏返ってしまった。ヤバイ。おじいちゃんに悟られてしまう。ここは平静を装わなくては・・・・落ち着けあんず。落ち着け・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「君ってちょっと変わってて・・・・なんか面白いよね。なあ、宮田」並木くんがそう言って、なんとおじいちゃんの方を見ながら前髪をかきあげた。しかも指までも綺麗だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;うっわーーーーーーーーーーーっ。なんなん・・・・この人・・・・めっちゃ・・・芥川龍之介に似てる～っ。もうだめだ。このままでは本当に「現在」に帰れなくなってしまいそう。ブラック・ジャックは芥川龍之介にそっくりな顔をしていた！でも、実はよく見るとおじいちゃんの方が整った顔立ちをしていた。はあ・・・思わずため息が出てしまう。いや、今はそんな浮ついたことを考えている場合ではない。勉強、勉強・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;気がつくと二人は黙々と勉強しているではないの。それから１時間ほど勉強したところで京介くんが言った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そろそろ帰ろうか・・・俺今日風呂焚き当番なんだ」そう・・・宮田家は五右衛門風呂で、その風呂焚き当番というのが順番に回ってくるのだった。初めはビックリしたけど、慣れてくると楽しい仕事だった。それを聞いた並木くんも普通に言った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「おう。また明日な・・・・。俺ももう少ししたら帰るよ」並木くんが軽く手を上げて挨拶した。そして、私の方を見て頭を下げてくれた。ああ・・・・もうっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;家に戻ると、京介くんはすぐにお風呂の焚き口に行った。私は一旦２階の部屋に荷物を置いて、鶴代さん（若き日の曾おばあちゃん）のご飯の手伝いをした。真美子ちゃんは一人でお人形遊びをしていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>祖父恋(そふこい）</dc:subject>

<dc:creator>美月</dc:creator>
<dc:date>2009-07-08T11:29:14+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-7295.html">
<title>祖父恋　８・図書館にて</title>
<link>http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-7295.html</link>
<description>　七夕の日になった。学校にも少しだけ慣れて期末試験が始まっていた。私は本当は高校...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　七夕の日になった。学校にも少しだけ慣れて期末試験が始まっていた。私は本当は高校２年生なので勉強にはほとんど苦労はしなかった。学校から帰るとまだ午後の早い時間だったので、今日こそポチとゆっくりしゃべりたくて、庭に出てみた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;せっかくの七夕なのに、空にはねずみ色の雲が重く広がっていて、いつ夕立がきてもおかしくないような状況だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ポチ・・・・ねえ、いるんでしょ？」私はポチの小屋の前でポチを呼んでみた。ポチは眠そうにあくびをしながら、トボトボと小屋から出てきた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（なんですか？あんず、久しぶりですね・・・）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「久しぶりじゃないでしょ？なかなかゆっくり話すチャンスがないのよ。いっつも何か邪魔が入って」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（でも、ちゃんとやってるじゃないですか？学校にもちゃんと行ってるし、授業もちゃんといけてるでしょう？・・・・やっぱり１年生にしといてよかったでしょ？）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「じゃあ、あんたがおじいちゃんの高校１年生時代を選んだのは、私のため？」私はかなり怪しい目つきでポチを見た。きっとそんな理由ではないだろうから。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（ふふふ・・・・まあそれだけではないですけどね。まあ、いつかわかる時が来るでしょう）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いつか？はあ・・・」私はため息をついた。今、私はちょっと悩んでいた。それはブラック・ジャックこと、並木研一のことだった。実際のところ、なんでこんなに並木研一を見てしまうのか、自分でもよくわからなかったのだ。いつも前髪で顔半分を覆っているし、はっきり顔も見たことないのに・・・・。そう「匂い」。多分これは匂いなんだと思う。彼の持つ匂いにひきつけられてしまうんだと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　でも私はこの時代で誰かに恋する事などありえない。って言うかしてはいけないそう思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ねえ、ポチ・・・・あのさあ、私ね・・・・・いや、なんでもない」やっぱりやめた。ポチにこんな事を相談しても仕方ない。あ、でも多喜子さんの事は聞いてみたい・・・そう思ったとき、また後ろで声がした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「お前たち、随分仲良しだよね」ああ、京介くんだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「仲良し？そうかな・・・」（当たり前でしょっ。私の運命はポチにかかってるんだから・・・。仲良くするしかないんだからね）それにしてもおじいちゃん、なんでいつも急に現れるんだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ああ、あんこ図書館行くぞ。今日は図書館で一緒に勉強しよう」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「う、うん。ありがとう・・・・」本当は勉強で苦労はしてないんだけど、おじいちゃんがせっかく言ってくれてるから・・・ここは行っとこ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;図書館は家から歩いて１０分くらいのところにあった。ここは今（平成時代）は確か建て直して福祉施設になっていた。昔はここに図書館があったのかあ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それにしても・・・・まあ、なんて言うか・・・素敵。大きな洋館の建物で、床は木で歩くたびにギシギシッと音がした。扇風機の大きいのが一台部屋の中央で回っている。本棚は背が高くて、梯子に上らないと本を見ることができない。それに何より、建物の中は古い本の匂いで溢れていた。そう、あの日タイムスリップした時のおじいちゃんの書斎の匂いと同じ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;天井にはステンドグラスがはめ込まれていて、曇り空でも柔らかい光を感じることができる。昔はこんなにロマンチックな図書館があったんだ。思わず、一人でぼーーっとしてしまった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「おい、あんこ・・・そんなに図書館が珍しいのかい？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ん？そんなことないんだけど・・・いいなあと思って」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうか。ま、いいけど・・・勉強するのはこの部屋を出てこっちなんだ。おいでよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;京介くんのさらさらの後ろ頭を見ながら、ついて行くと、なんと建物の外にコンクリートの床があって、そこにたくさんの木の机と椅子が並んでいた。多分６人ずつは座れるだろうな。もうかなりたくさんの人が勉強していた。高校生もたくさんいた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「じゃあ、ここ座るぞ」京介くんは一つの机の戸に座った。私も斜め向かいに座った。京介くんは帆布製の白いかばんからノートを取り出すと真面目な顔で言った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「お前、ちゃんと英語のノート取ってるか？あの先生厳しいだろ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「うん、取ってるよ」（でもね、おじいちゃん・・・・私本当は高２だし・・・今の高校生がやってる勉強の方がやっぱ難しいみたい。でも私のこと心配してくれるんだね、ありがとう。）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ねえ、京介くん・・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「え？」京介くんは顔を上げた。うそ、ちょっと赤面してる？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なんだよ・・・・初めて名前呼んだ？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうだっけ？前にも呼んだことあったでしょ？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いや、京介くんは初めてだろ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「京介くん・・・・・京介くん・・・・・」私はわざと名前を呼びつづけた。おじいちゃんてばおかしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なんだよぉ・・・・・お前、人をからかうなっ」だって、おかしいんだもんっ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「お邪魔か？」笑っていると、おじいちゃんの横に男の子がやって来た。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ん？ああ、お前も勉強か？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;えぇーーーーうっそーーーーブラック・ジャック！並木研一だった。なんで？？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ここ、いいか？」並木くんが私の正面に座った。私は思わず下を向いた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>祖父恋(そふこい）</dc:subject>

<dc:creator>美月</dc:creator>
<dc:date>2009-07-07T17:03:10+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-1c7c.html">
<title>祖父恋　７・気になるアイツ</title>
<link>http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-1c7c.html</link>
<description>　多喜子・・・そう、私のおばあちゃんの名前も多喜子だった。でも・・・・私のおばあ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　多喜子・・・そう、私のおばあちゃんの名前も多喜子だった。でも・・・・私のおばあちゃんがこんなに美少女だったのだろうか。私の頭の中では大きな「ハテナマーク」が踊っていた。おじいちゃんとおばあちゃんは高校の同級生だったの？でもそんな話誰からも聞いたことないし。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;教室には机と椅子がびっしり並んでいた。男子と女子が半々くらいだろうか、いや男子の方が若干多めかもしれない。京介くん=おじいちゃんが窓際の席からこっちを見ていた。おじいちゃんはこんなに大勢のクラスメイトの中でも結構目立っていた・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その時・・・教室の一点に私の目が釘付けになった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;おじいちゃんの席の後ろに私の大好きな漫画「ブラック・ジャック」そっくりの男の子がいたのだ。少し大げさに言えば、髪の毛が長くて顔の半分くらいが隠れているのでどんな顔をしているのかは定かではないけど・・・・。でもめっちゃ気になる。心に電流が流れたような気がした。嘘みたい。こんな気持ちになったのは生まれて初めてだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その時、担任の先生が言った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「さあ、席について。島田さんの席はあそこ。それから、時田さんの席は・・・・ああ、ちょうど宮田くんの隣が空いてるな。あそこに座ってください」京介くんの隣かあ。むしろおじいちゃんの隣は私より、多喜子さんの方がよかったのではないかと思った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;放課後。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;多喜子さんはさっさとどこかに消えていった。京介くんは陸上部の練習があると言うので、私も一緒に見せてもらうことにした。学校では一応何かの部活動に所属する決まりになっているらしかった。　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;第２グランドという校舎からは少し離れたグランドに行った。グランドではいろんな部の人達が練習していた。野球部はユニホームが真っ白で、どこかで見た昔の写真そのもので・・・なんかすごく青春って感じがした。うーーん、この時代ってなんか「熱い」なあ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;グランドの隅っこでは陸上部の練習が始まった。京介くんは誰かと一緒に準備運動って言うのかな、軽くウォーミングアップをしてから、走り出した。一緒に走っているのは・・・・・ああ、あれはブラック・ジャック？もしかして。いや、間違いない。ブラック・ジャックだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;誰が見たって、きっとおじいちゃんの方がかっこいいに決まってる。これは孫の贔屓目ではない・・・。でも・・・・でも・・・・・気になるよー。どうしても見てしまう。顔半分くらい隠れてる、あの変わった雰囲気の人。おじいちゃん、ごめんね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私、ここまで時を超えておじいちゃんに会うために来たはずなのに・・・・ごめんね。本当に。でも彼のこと・・・・好きになってしまったかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;作者より；わわわ・・・みなさん、いきなりすみませんっ。あんずちゃん自身かなり戸惑っています。おじいちゃんのこと大好きながら、まさかの一目惚れですきっと。これはポチも想像してなかっただろうなあ。さてどうしましょう？こんなところにブラック・ジャックがいたなんてねえ。あんずちゃんのツボだってんでしょうなあ。あんずちゃん、初恋ですよ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>祖父恋(そふこい）</dc:subject>

<dc:creator>美月</dc:creator>
<dc:date>2009-07-07T00:46:45+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-23c4.html">
<title>祖父恋　６・二人の転校生</title>
<link>http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/07/post-23c4.html</link>
<description>結局その日はポチと話らしい話はできなかった。家に戻った私たちはお夕飯を頂き、後片...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;結局その日はポチと話らしい話はできなかった。家に戻った私たちはお夕飯を頂き、後片付けを手伝って、お風呂に入り、眠った。ただこの日一つ特筆しておくべきことといえば、夕方私たちが家に戻ると、おじいちゃんの祖母にあたる小さいおばあさんが仕事から帰ったとかで家にいた事、そして、おじいちゃんのお父さんである・・名前を忘れてしまったけど・・おじさんが家にいたことだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ちょっと整理しないと頭がこんがらがってしまうので、それはまた明日考えよう。そうそう、明日からいよいよ私はおじいちゃん・・・・京介くんの学校に通うことになっていた。ええい、今日はもう寝てしまおう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;翌朝、６時に起きた。布団をたたんで下に降りると、鶴代さんはとっくの昔に起きて、朝ご飯の準備をしていた。私は何か手伝えることはないかと聞いたが、学校に行く準備を整えておくように言われた。庭に出て、ポチの小屋を覗いてみた。・・・・・いた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ポチ、おはよ。あのさあ・・私今日から高校通うんだよねぇ。ね？大丈夫なんだろうか。ちょっと心配でさあ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（大丈夫です、あんず・・・・ご主人様がついてますから）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「は？どういう意味よ？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（大した意味はありませんよ。それにしても・・・・）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「それにしても？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（シッ。黙って・・・）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ポチがそう言ったのと同時くらいに後ろで声がした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「おはよ。あんこは早起きだな」見ると、今で言うジャージのような服を着た京介くんが首にタオルを巻いて立っていた。うっわーー、そのジャージはちょっとダサい。色は緑色だ。それに白の２本線。上は普通の白いTシャツだった。いや、待てよ、逆に新しいのかも。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あ・・おはよ。どっか行くの？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ランニング」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そう？毎朝？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「まあね・・・・じゃあ」京介くんはそう言うと、タッタッタと軽い足取りで行ってしまった。髪の毛も揺れていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ねえ、ポチ、おじいちゃんは毎朝走ってるの？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（そうですね、ご主人様は陸上部の期待の新人なんですよ）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「え？うそ。そうなん？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（はい・・・・・）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「へえ・・・・。すごいんだね。いやいやいやいや、そんなところで感心してたらダメでしょ。ねえ、今日は何するの？学校で」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（普通に学校に通ってくれればいいんですよ。全てがわたしの魔法というわけでもありませんからね）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ええ？そうなん？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（はい。では・・・わたしはこれで、失礼しますよ・・・）「ワンワン」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ワンワンって、こらっ」ポチは小屋の奥に入ってぺたんと身体を床にくっつけて、眠る態勢に入ってしまった。もう、ほんとに肝心な話はできないんだから。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;仕方がないので、私は家の中に戻った。そして、朝ご飯のお手伝いをした。ランニングから戻った京介くんと一緒にみんなでご飯を食べて、学校に向かう事になった。１５分ほど歩いたところに高校があった。少し坂道を登った小高い山の中ほどに立っている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ほほほーーーっ。これがおじいちゃんの通ってた高校かあ。ボロいなあ。うちの高校は校舎が新しいもんなあ。こりゃ、絶対に妖怪が住んでるなあ。あははは・・・なんてね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「大丈夫か？なに一人で笑ってるんだよ。気持ち悪いぞ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あ、そ。ごめんね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;京介くん=おじいちゃんに案内してもらって、職員室に入った。担任の先生に挨拶した。よくわかんないけど・・・宮田家の遠縁の娘で、母親が病気療養中で元気になるまでは宮田家でお世話になるという説明がすでになされていた。玄関のところに一人の女子が立っていた。ここのと違う制服を着ている。髪の毛の長い、色の白い、ものすごく綺麗な子だった。うわあ、こんな綺麗な子もいるんだ。私はしばらくその子に見とれていたが、おじいちゃんに促されて、教室に向かった。担任の先生はちょっと用事があるから先に行っといてと言った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「じゃあ、教室行こうか。お前、俺と一緒のクラスだろ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「えぇーーーー、そうなん？」私はおったまげたという表情をしていたらしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そんなにびっくりする？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「だって。おじ・・・わわわ・・・・き、京介くんと同じクラスだなんて」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ま、普通科だし・・・・ここの学校、商業科の生徒も多いしな。男子も面白いヤツいっぱいいるからな。きっと楽しいぞ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「だといいけど」私はちょっと心配になった。だって、よくよく考えてみると、私って未来人なんだよね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「大丈夫っ」京介くんが頭を上からポンと叩いた。ああ、それ・・・・やめてよね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;教室は３階だった。京介くんが「じゃあな」と言って、クラスに入っていったので、私は廊下で担任の先生を待っていた。しばらくして、担任の先生がさっき下で見かけた美少女と一緒にやって来た。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「お待たせしました。じゃあ、君たち私が呼んだら中へ入ってくださいね」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「みなさん、おはよう。今日は新しい仲間を紹介します。どうぞ・・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ってことはこの美少女も転校生なわけ？そうだよね。先生は君たちって言ったもの。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「さあ、入りましょう」美少女が顔に似合わず、ややファンキーな声で言った。私はうなずいた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;初めて入る教室・・・・緊張した。ややうつむき加減で中に入った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「転校生を二人紹介します・・・・一人は宮田京介くんの親戚の時田あんずさん、そしてこちらが大阪から来た島田多喜子さん」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;教室がざわついた。え？多喜子・・・・どっかで聞いたことあるような名前だなあ。　　　　　　　　　　　　　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>祖父恋(そふこい）</dc:subject>

<dc:creator>美月</dc:creator>
<dc:date>2009-07-06T01:12:27+09:00</dc:date>
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<title>祖父恋　５・京介くん・・・</title>
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<description>階段を駆け下りようとした時、私の体が宙に舞った気がした。次の瞬間、ドシンッ。いて...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;階段を駆け下りようとした時、私の体が宙に舞った気がした。次の瞬間、ドシンッ。いててててっ。お尻から下に落ちていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「おい、あんこ大丈夫か？」京介くんが心配して駆け下りて来た。そう、なぜかこの時から私の中でおじいちゃんは京介くんになっていたのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あいたたた～」曾おばあちゃん・・・鶴代さんから階段は急だと聞いていたのにドジったなあ。京介くんは少し心配そうに私を見ていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ポチの散歩行くって言ってたよね、俺も一緒に行くわ。それに道あんまりわからないんじゃないのか？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「うん・・・・ごめん」私は立ち上がった。階段から落ちたのは幸い最後の４段くらいだったみたいで、なんともなかった。あーあ、今度から気をつけよーっと。京介くんが台所にいる鶴代さんに散歩に行くと言っているのが聞こえた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;玄関で靴を履こうとしていると、庭に真美子ちゃんが立っているのが見えた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「真美子ちゃん、ポチのお散歩一緒に行く？お姉ちゃんさあ、真美子ちゃんのおうちでちょっとの間お世話になるから・・・なにか自分にもできるお仕事ないかなあって、探してるんだよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ふうん・・・・」真美子ちゃんは相変わらず、笑ってはいなかったけれど、私の話には少し興味を持ってくれたようだった。京介くんが靴を履いて出てきた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「真美子、一緒に行くか？たまにはお兄ちゃんと一緒に行こうよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「じゃあ、また明日ね」真美子ちゃんはくるっと後ろを向くと、庭の反対側の方に消えていった。・・・・不思議な子だなあ。うーーーん。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「真美子は笑わないんだ」京介くんが少し寂しそうに言った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「どうして？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「さあ、どうしてかな。まあ、またわかる時が来るかもしれないし、来ないかもしれない。・・・さあ、散歩行くぞ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;京介くんがポチの小屋の方へ走ったので、私もそれに続いた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ポチ・・・散歩行くぞ～っ」ポチがワンッ！と元気に答えた。ポチはちらっと私のほうを見て、笑った気がした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（あんず、走りますよ。ついて来て）ポチの声が聞こえた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;太郎島神社の境内に来た。ここってこんなに広かったんだ。ふと、そう思った。タバコ屋の角を曲がって、駄菓子屋の前を通って、土手までやって来た。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ちょっと休もうか、なあ・・・ポチ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私たちは土手に腰を下ろした。ポチは止まって、その場に座った。ぷぷぷ、年寄り犬っぽい。ポチって本当はいくつなんだろうなあ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なあ・・・あんず」あれ？あんこじゃないんだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「なに？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「俺、お前に初めて会ったような気がしないんだ。前にどっかで会ったっけ？子どもの頃一緒に遊んだとか？」ううっ、おじいちゃん・・・・そりゃあ、懐かしいだろうね。わたし・・・ほんとは孫なんだもん。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「お母さん、病気だったら大変だろうな。お父さんは亡くなったって聞いてるし」あれえ、なんか京介くん・・・・優しい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「困ったことがあったら、何でも言えよ。それから・・・明日から学校行くだろ。うちの高校は古い公立だから大丈夫だろうけど・・・・すぐに期末試験あるから、頑張れよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「うん・・・・ありがと」あれれれ、なんか私・・・すごく嬉しい。どーして？おじいちゃんなのに・・・京介くんに優しい言葉かけられて・・・・嬉しい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そろそろ、帰ろうか・・・・ポチ、行くぞ」京介くんはすっと立ち上がった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;作者より；どうもーーーっ、美月です。この湿気、蒸し暑さどうにかなりませんかっ。　話があまり進展もせず、まだちょっとグダグダしてますが・・・必死で？考えてますので　ね。どんな事件起こそうかな。へへへ・・・。禁断の愛？いやいやいや・・・。　うーん、これから盛り上がって行きたいですねっ。１９６０年、昭和３５年。日米安全保障条約が制定された年です。それも６月２３日だそうです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>祖父恋(そふこい）</dc:subject>

<dc:creator>美月</dc:creator>
<dc:date>2009-07-05T01:11:23+09:00</dc:date>
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<title>えびめしですっ</title>
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<description>もうすぐ誕生日という事で…物好き、もといっ優しい幼馴染みがえびめしの素を送ってく...</description>
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もうすぐ誕生日という事で…物好き、もといっ優しい幼馴染みがえびめしの素を送ってくれました。
私が以前話してたのを覚えてくれてたんやっ。
作ってみたけど…黒い！
この味は家で出せるのか？</content:encoded>



<dc:creator>美月</dc:creator>
<dc:date>2009-07-04T12:40:40+09:00</dc:date>
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